テレアポが辛い仕事だったと教えてくれたのは、41歳のADHDの女性でした。
テレアポの仕事そのものも定型発達でも続きにくいと言われていますが、発達障害を書抱えているとなお更キツイと思う問題は沢山あります。
という事で、本日は41歳の発達障害の女性にお話しをお伺いしました。
テレフォンアポインターはADHDには辛い仕事
時給1200円程度と決して悪い時給ではないにも関わらず、アルバイトの中でも一番キツイと感じてしまったその理由は・・・
断られることに苦痛というのと、まわりも電話で話しててうるさいのと、部屋の空気が淀んでいたり、変な上司がいたり、監視されるという環境が…
「まさに社畜だな」
と。
これで喫煙者が近くにいると地獄。
断れる事に苦痛を感じてしまうから続けにくい職種とも言えるのですが、まわりの電話がうるさく感じてしまうのは、もしかすると聴覚過敏が影響しているのかもしれません。
他にも環境の問題、上司の問題、そして監視されているように感じてしまうのはやはり難しい条件になってしまうのでしょう。
また喫煙しない人にとってたばこのニオイは特に辛く、ADHDで嗅覚過敏があるとどうしても続けられない職場になってしまうのかもしれません。
多動性注意欠陥障害でも続いた職種はスクールカウンセラー
しかしスクールカウンセラーという職業は続く事が出来たそうです。
時給は1500円、後に少し下がり1300円になりましたが続いた理由は
- 自分のペースで大半動け、個室なので適宜休めた。
- 臨機応変さとか機敏さが職務に適性だった。
- 自分の適性から、変化に敏感なので対処が早かった。観察力がすごいらしいです。
自分のペースで働けたり個室だという部分は仕事を円滑に進めやすい要素でもあります。
しかしそれ以上に得意な分野を活かす事が出来たというのが最大のメリットだったのではないでしょか。
素晴らしい観察力を活かす事で、変化に敏感で対処が早かったというのは仕事として必要なスキル。
このような持ち前の才能を活かせるような仕事が見つかれば発達障害を抱えていても仕事を続ける事が出来るのでしょう。
テレアポよりもスクールカウンセラーが向いていたというADHDの女性ですが、このような形で自分にあった職種が見つかると仕事で生き辛さを感じにくくなるのかもしれませんね。