アスペルガー症候群(ASD)はセロトニンが欠乏しやすい障害です。
このセロトニンが欠乏すると定型発達の人でも精神的に不安定になりやすかったり、朝起きる事が辛くくなったり、夜眠る事が出来なくなってしまうのですが、アスペルガーの人は何もせずとも不足している可能性があるのです。
アスペルガーがセロトニンを欠乏するのは?
アスペルガーは脳の機能性障害です。
これは生まれた時からの先天的な障害なのですが、出来ないと感じる事が人一倍多く常にストレスを感じながら生きています。
私は自閉症スペクトラムですが他にもトゥレット障害を持っていて、このトゥレット障害はストレスが酷くなると強く現れます。
どれだけ自分がストレスを溜めているかが分かるのですが、自分では気付かない間にストレスを溜めている事に驚かされてしまう程。
セロトニンと呼ばれる脳内物質はストレスを感じる事で減少してしまいます。
ストレスと戦う物質を普通の人よりも多く使ってしまうからか、発達障害を抱えている人は日常から生き辛さを強く感じてしまうのでしょう。
アスペルガーだからセロトニンを増やそう
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンは増やそうと思えば増えてくれます。
トリプトファンを多く含む食品やサプリを取り入れたり運動をこころがけるだけで増えるのですから、障害を抱えているなら積極的に取り入れたいですよね!
この障害は人とのコミュニケーションが上手く出来ない障害なのですが、学校や社会、家庭の中でも人とのコミュニケーションは常について回ります。
- 自分勝手
- 人の気持ちを理解しない
- 空気が読めない
- 優しさが無い
- 頑固
- 偏屈
など、定型とは異なり出来ない事は多いのですがそれでも自分なりには一生懸命努力しているのです。
なかなか理解してもらえませんが(汗)
そしてもう一つは自分の中で出来る事と出来ない事の差が激しく、これも気付かないうちにストレスを溜めてしまう大きな要因となっています。
こうやって自分では努力してもどうする事も出来ない問題を沢山抱えているのがasdという発達障害。
知らない間にストレスをため、知らない間にセロトニンを使い、気付けば二次障害と呼ばれるうつ病やパニック障害を患ってしまう事もあるのです。
だから意識して増やさないとダメなんですよね!
アスペルガーは治らないけどストレスは軽減する
私が精神科の医師に教わった事は、障害は治らないけど改善する事は出来るという事。
脳の機能性障害を良好にするのではなく、それ以外の部分を強化したり補う事でストレスが軽減されると教えてもらいました。
出来ない事を努力で解決するのではなく、出来る事を沢山増やす・・・、生まれ持った能力もそうですが、後天的に楽になるには自分が出来る事を積極的に取り入れるだけで改善されるのです。
その一つが欠乏していると言われているセロトニンを増やすという事。
朝起きる時間を少し早め太陽の光を浴びるようにしてみたり、夜パソコンやスマホを触る時間を減らしてみたり、少しだけ運動してみるだけで何かが変わってくるはずです。
この小さな積み重ねはいつか大きな変化に変わるはず。
だからアスペルガーを治そうと考えるのではなく、それ以外の部分を改善するよう心がければ障害そのものの辛さも軽減していくのです。
辛いですよね、生きるのが。
難しいですよね、人間関係って。
分からない事だらけで説明されても意味不明なんて事も少なくないアスペルガーですが、そこじゃなくまずは自分一人で出来る事「セロトニン」を意識してみてくださいね!